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このタイトルはあまりにも多くの問題を提起しているので、久々にキーボードを叩く指が長時間止まってしまいました。

さて、毎日の食事ですが、経済危機がこのまま進んで

食料が海外から入ってこなくなったら、多くても必要なカロリーの4割しかみなさんの口には入らなくなります。

最悪の場合を国が想定しているならば、食料自給率を最低でも100パーセントに引き上げる政策が最重要課題になるはずですが、応急手当と称している政策ばかりに税金を投入しているので、最悪の場合は近未来には来ないと思っているようです。しかし、食料政策は、歴史が教えているように国民の健康だけでなく、経済の安定、治安の維持にも大きな影響を与えます。最悪の場合が近々来なくても、食料の輸出国になれば、それだけで世界に貢献できますし、経済の成長も維持できます。外貨も入ってくるので消費税だけで超老人大国化に備えようとする無謀な政策を有効な政策に変えることもできます。農業と同じことが、工業の分野でも商業の分野でも当てはまります。ITの分野ですら然りです。

コストカットばかりを生産者に強要してきたつけが、後継者不足、技能の低下、人材の海外流出に拍車をかけてしまい、最終的には経済競争力の喪失として国民全体の不利益に跳ね返っています。三カ月で金儲けのできる人材ばかりが求められるので、品質や人材という国際競争力の土台を犠牲にする経営者、つまり血液を売ってカネを得る経営者が増殖し続けており、海外の投資家と同じように企業を食い潰す食い逃げが国内企業でも当たり前になりつつあります。多くの国民が投資という行動でこの悪行に加担しています。これでは一種のねずみ講です。

誰もが金で金を儲けることに夢中になっていると、ある日突然金が紙屑になるという日が来ます。投資の国際化は、今や企業だけではなく国を食い潰すほどの力を持っているからです。日本とて例外ではありません。自分で自国を滅ぼしていたなんてことにならないよう心してください。お金って実は仮想現実なんです。ただの交換価値ですから実体がないんです。外貨と交換できなくなったらただの紙屑ですから、タンスに仕舞ってある紙幣の束がある日突然紙屑になる日が来ることも覚悟しておくべきです。銀行に預けていても一緒です。誰かが損をしなければ儲からないのが投資の常識ですが、今やどこかの国が大損をしなければ儲からないのが今の投資でもあるのです。

投資が本来の存在目的を見失っているので、生産者は満足な投資を得られないのが現実です。みなさんがこぞって株や先物取引などの儲け話に乗ると、皮肉なことにそれに比例してこの国から生産者が失われていきます。これを正常な状態に戻すためにわたしたちが何をすればいいのか、それは新年の宿題にさせていただきます。もちろん、解くのはみなさんです。私は生産者に転職する予定です。この調子だと、私の子供たちが日本を捨てるのは確実ですから。

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