問題を無視すると自分に跳ね返る。人生は自業自得
A:「おいおい、本当に戦争になっちゃたけど。どうなってんの?」
B:「なるべくしてなった、でいいんじゃない。」
A:「必然だったってこと?」
B:「一言で言えばそうなるね。」
A:「冗談でしょ?」
B:「真面目だけど。」
A:「はあ?意味わかんない。」
B:「これが必然だという歌があるから紹介するよ。これ聴いて納得してね。じゃあ帰るよ」
A:「待て待て!そんな歌この世にあるわけないだろ?」
B:「色々理由をつけて問題を先送りにしたら、必ず不利益を被るという単純明快な歌だよ。まずは聴いて。」
A:「戦争という問題を我々は先送りにしてきたってこと?」
B:「先送りにしてきただけじゃないよ。戦後の日本は米国のどの戦争にも片棒を担いできたので、戦争の加害者でもあるんだよ。戦後、日本は全ての戦争を止める行動をしなかった、つまり全ての戦争を対岸の火事として黙認し続けてきたので、いつでも加害者だったとも言えるけどね。」
A:「それは日本の平和憲法が戦争を止める行動を許さないからじゃないの?日本は世界一平和を愛する国民だと思うけど。」
B:「世界のどの国も世界一平和を愛する国民ばかりだよ。戦争の愚かさを嫌というほど経験した、あるいは現在経験している国ばかりだからね。そして、日本人が行動しないのは、多くの場合自分の平和が脅かされないからだよ。日本の和の精神は世界一だけど、それは、和という輪の中にいる人だけが享受できる和でしかないんだ。だから、米国だけじゃなく、どの国の戦争にも黙して語らずでしょ。」
A:「それがなぜ自業自得になるのさ?」
B:「日本もまた、望まない戦争をする日が来るからさ。それもお互いが生きている間にね。それもこれも世界の戦争撲滅に日本が本気で取り組まなかったから自業自得、というわけ。今まさに戦争前夜なんだけど、多くの日本人は気づいてない。」
A:「ウクライナを見て前夜だって言ってるの?」
B:「違うよ。今の日本を見てそう言ってるんだよ。」
A:「どこが前夜なんだよ?」
B:「周囲を見回せばわかるから説明は省略ね。前夜のうちに、武力以外の方法で戦争を撲滅させないと、また靖国神社に何百万もの英霊が祀られることになるよ。国際紛争では経済戦争以上の戦争は起こらないと信じていた先進国だけど、米国のトランプ、ロシアのプーチン、そして中国の習近平は武力を行使する戦争をあっさりと起こす輩だってことは、証明されつつあるよね。」
A:「『確かにそうだけど、米国は独裁国家じゃないんだから大丈夫でしょ?」
B:「米国だって、常にやられたらやり返すでしょ。急迫不正の侵害を作り出して国民の賛同を獲得し、正義の鉄槌を振り下ろすことでいつも戦争は始まったという歴史をお忘れなく。いつの時代も戦争は国民が起こすのではなく、ときの権力者が起こしてきたという事実は、今も昔も変わってないよ。」
A:「ロシアの国民はプーチンに騙されてるの?」
B:「この戦争が終わったらわかるよ。」
A:「戦争って撲滅できないの?」
B:「できるよ、すぐにでも世界が行動すればね。武力は国連のみが持ち、国には認めない。それだけだよ。」
A:「それは無理だ。」
B:「だね。でも、武力を持たない国とは自衛でも戦争はできないよね。自衛という名目が立たないからね。」
A:「いつもの堂々巡りになってきてない?」
B:「面白いよね。世界の理想の未来は多くの人が想像できる時代になっているのに、現実問題として解決する意欲は皆無に等しいよね。だから、多くの問題が堂々巡りになる。堂々巡りを楽しんでいるうちに「前夜」が「当日」になっちゃうけどね。自業自得だけは避けようがないので、皆さんお覚悟を。」