コロナウイルスは重い腰を蹴り上げる
A:「1年近くもサイトを留守にして何処行ってたんだよ?」
B:「経済的に、肉体的に、又は精神的に恵まれていないと社会が評価する人びとに関わっていたら、帰りが遅くなっちゃった。」
A:「ハイヤーの次は恵まれない人びとのせいにするのかよ。こっちは今も大変なんだけど。」
B:「韓国は予定のルートを通過中でしょ?」
A:「韓国どころの騒ぎじゃないだろ?!」
B:「何が大変なの?」
A:「コロナウイルスだよ!日常生活はいつ帰ってくるんだよ?!」
B:「あなたの日常生活はあなた次第でしょ。」
A:「働けないと生活できないだろ?」
B:「需要と供給の問題だから、需要のある仕事にシフトしたら問題ないでしょ?。」
A:「簡単に転職できないんだから、簡単に辞められないでしょ?」
B:「そうかな。逆もまた真なりで、急速に人手不足の業種もたくさん出てるはずだよ。ネットで求人情報を見たら?」
A:「説教されそうだから、この話は失業手当貰うからいいとして、何でここまで追い詰められてるんだよ日本は?何が原因なのさ?」
B:「あなたと同じ理由さ。こういう事態を予想できても、対応してこなかったってことでしょ。」
A:「それってパンデミックの話?」
B:「単純に対策の話。日常生活の対策はあるけど、非日常には対策がなかっただけのことだよ。だから対応できない。」
A:「対策って、国だけじゃなく国民もってこと?」
B:「そのとおり。非日常生活にも備えているでしょ、日常生活も。泥棒とか、火事だとか、地震だとかに、もしかして備えてないの?」
A:「備えてますよ、ちゃんと。」
B:「さすがだね。でも、国は相変わらず内外の人気取りが中心で、それ以外のリスク管理はやってるふりだけだから、リスクが現実になるとそのたんびに国民はツケを払わされる。」
A:「仕方ないと国民も思ってるんじゃないの?」
B:「仕方ないと思えないくらい、今回の非日常生活は続くよ。だから、韓国にだけじゃなく、国への態度も国民は変わることになるね。」
A:「どう変わるの?」
B:「社会の仕組みが急激に変わる。特に金融経済で遊べる社会じゃなくなる。つまり、誰かの損で儲ける社会は淘汰される。地産地消が地球規模で考えられる時代になるので、働き方から教育の方法など、多くのものが多様化するだけじゃなく、新たな産業がたくさん出現するので、実体経済というほんとの経済が戻って来る。株も本来の投資に戻るよ、投機じゃなくて。だから、国も急激に変革しないと国民に追いつけない。」
A:「見えない話をされてもわからないけど。」
B:「これなら見えるかな?不自由な生活、不安な生活が長期化するので、何とかファーストが消えて、ワンチーム的な考えが台頭してくる。何事も国民単位じゃなくて地球人単位で考えないと、個人の生活が脅かされるということに気づくから。コロナはその気づきのために来たのかもしれないよ。」
A:「多くの人の反感を買うぞ!」
B:「どれだけ反感を買っても、自分ファースト、俺達ファーストでは、誰とも共存できないよってことに早く気づかないと、もう手遅れかもしれないけど、手遅れになるよ。戦争は、常に何とかファーストの被害者が引き起こしてきた歴史を忘れないようにね。」
A:「脅かすなよ。で、どうなるの?」
B:「それは、みなさん一人一人が決める。悔いの無いように未来を決めてね。んじゃあ帰る。」
A:「お〜い!なにそれ?なによそれ?B〜、come back!!」