心と体と魂の使い方とは

「『人はなぜ人生の宿題に気づかないのか』で、このサイトのサブタイトルを話題にしたけど、今回はサブタイトルの後半部分である『心と体と魂の使い方』について教えて」

「『心と体と魂の使い方』は、自分の三要素である心・体・魂と歩む人生の歩き方のこと。その質問に対する答えは三要素のチームワークで生きろ、具体的には本音で生きろということになるね」

「本音はどうやって確認するんだっけ?」

「本音の確認は自分でするしかないから、自分で決めて構わない。多くの人は、自分に嘘をついていないかとか、幸せかとか、不満は無いかとかの自問自答で確認している」

「本音で生きるテクニックの解説をわかりやすい具体例でよろしく」

「誰もが経験したであろう恋を例に説明すると、恋の場合の本音は、まず恋心の確認だね」

「本当に相手のことが好きかどうかってこと?」

「そう。この自問自答が愚問だと思えない人は、好きかどうかを注意深く確認する必要があるよ」

「恋は盲目だから、愚問だと思える人、つまり目がハートになっている人の方が逆に要注意じゃないの?」

「どっぷりハマれたら大満足だから立派に本音。会いたいとか、相手のことを何でも知りたいとかの症状があれば確認はOK。恋にハマれない人、意外と多いんだよ今は」

「え~っ!恋は盲目って、もう死語なの?」

「考えるより先に行動しちゃう人が激減してる。欲求が即行動に結びつかない人の増加は、恋は実ってもどうせ破局するとか、相手からの制約や束縛は嫌とか、挙句はめんど臭いまで、未来や自分を変えていくことへの不安が原因。今さえ良ければの典型である恋愛でも未来の本音を先読みする利口な人が増えたってことだね」

「結婚しない人が増えている理由は理解できるけど、恋人のいない人が増えている理由もそこなんだ?」

「本音の先読みをやるなとは言わないけど、望む未来を描いて本音を形成しないと、本音形成に使った諦めた未来が現実になる。引き寄せの法則を持ち出すまでもなく、諦めた未来が現実になるのはあなたがそこに歩みを進めていくから」

「望む未来の先読みをしろってこと?」

「未来の本音を先読みするなら、未来が現実になるまでは本音の自問自答を繰り返してほしい。本音は変わるから。特に恋愛の場合はコロコロ変わるから要注意」

本音を確認するメリット

「自問自答を繰り返してやっぱり恋だとわかっても、告白しなかったら苦労して本音を確認する意味は無いのでは?」

「本音に従わなかった後悔は一生続くと言っても過言ではない。でも、好きだけど告白しないという本音はあり得る。それが本音なら後悔はしない。本音でなければ、人生そのものが本音ではない、望まない展開になっていく。本音を選ぶまではね。本音を避けるとその都度後悔という苦痛がついてくるから、人生が苦痛一色になるね」

「それがわかっていても改めない人が多い気がするけど」

「未来の苦痛より現在の苦痛回避が先だから、本音を説得して黙らせる人が多いけど、誰もが成功しないとわかっている。つまり、職を失う、生活に困る、我慢や辛抱が嫌で本音を黙らせてきたのに、最終的には嫌なことが現実になって帰ってくると誰もがわかっている。わかっていないのは、本音を黙らせると本音を実現させる選択肢も減るという事実。だから、本音が声を上げた時、本音の実現自体が不可能に思えるほど選択肢が限られてしまっていたという体験が避けられない。この国は今後益々そういう体験をする国民が増える」

本音の確認方法

「本音の確認は実は簡単じゃないので、自分の方法で自分の本音を決めて構わない。何かをするしないが重要なのではなくて、本音か否かの確認が重要。本音が確認できれば、結果を求めて行動せずにはいられなくなる。そうすれば結果は漏れなくついてくる」

「結果は漏れ漏れで精々一部しかついてこない、これが現実だけど」

「交際したいとか、結婚したいという本音は、行動で現実を引き寄せないと交際や結婚という現実には至らない。結果を相手の行動に期待して待っていたのでは、望んでいたはずの結果はいつまでたってもやってこない。その間に恋愛に対するお互いの本音がどんどん変化して行くので、行動を起こしているのに交際や結婚に至らないケースも少なくない。本音の変化には敏感に反応しないと手遅れになる」

結果の維持(破局しない交際や結婚とは)

「本音にこだわるメリットが本音の実現なら、実現させた現実の維持、つまり交際や結婚を破局させたくないという本音も必要ってことだよね」

「そのとおり。でも、本音の維持に努力すればするほど、人は本音が変化しやすいという現実を体験する。失う不安と毎日闘うと不安が現実となってやってくる。恋愛の場合、不安の現実はあっという間にやってくるので、誰もが経験済みのはず」

「失うまいとすればするほど失うとしたら、一体どうすればいいのさ?」

「人間関係は相手の本音次第。自分の本音も変化が避けられないから破局に至ってもお互い様。破局を恐れても対策は無いってこと。それどころか破局の不安が破局を現実にするから、逆に破局を恐れず、もっと好かれたいとかの今ある本音を実現させることに全力投球することで、破局を引き寄せないことが大切。これを毎日繰り返せば、少なくともあなたが破局を現実にすることはない」

「本音が変化しやすい人間関係にあって、少なくとも二人の関係は永遠であってほしいという本音は実現不可能ってこと?」

「死が二人を別つまでなら方法はある。まず、自分が本音で生きる人であること。相手も本音で生きる人であること。そして、お互いが自分の本音かわいさに相手の本音を黙らせない人であること。そういう土台の上に立つ人間関係は、恋愛関係を含め破綻・破局には進まない。本音は調和しながら互いの本音の土台となっていくから」

「変わらぬ人間関係を望んでも保証は無しか。人生は思い通りにならないんだなやっぱり」

「人生には変化しかない。肉体も精神も魂も変化し続ける。人生は山あり谷ありだ。でも、山を見上げて生きるか、谷を見下ろして生きるかで生まれる本音が真逆になる。あなたの視点が本音の土台をつくるからだ。『人生は山頂だ。でも、谷底がなければ山を登る苦しさに耐えられなかっただろう。谷底にはそういう意味で感謝している。』という人と『人生は谷底だ。山頂を目指す苦痛に耐えられず断念したが、足腰は衰え山頂を目指す意欲も失せた私に本音が後悔と苦痛同伴でやってくる』と言う人の違いだ。山と谷、あなたの本音がどちらを見ているのかであなたの人生は決まる。皮肉に聞こえるかもしれないが、どちらの人生も思い通りの人生だという点では同じだ」

「恋愛も人生も自分の思い通りに進む、ということですか?」

「あなたの視点、本音が人生を決めるのだから、人生は思い通りにしか進まない、が正解。よって、本音で生きるべし!」

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