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世間では、

ひとりぼっちで寂しい自分を孤独と表現するが、それは孤立

である。

孤立とは誰とも繋がりのない状態であり、その典型がひとりぼっちの状態

といえる。それでは、孤独とは何だろう?

孤立との対比で孤独を定義すると、自分とだけ繋がっている状態

が孤独である。

孤立している状態に不満なのか、その理由は何か、どうすれば満足できるのか、満足を得るために今後どうしていくのか、これらを

自問自答している状態が、まさに孤独

なのである。19世紀にドイツで活躍した哲学者マックス・シュティルナーが

「孤独は知恵の最善の母乳である」

と言ったのは、孤独を機能面から定義したものといえる。

人は満たされるために生きている。人生は自己満足の世界

なのだ。自己満足の判断は本人にしかできない。不満足の程度判断も同じだ。

自分を満足させ納得させられるのは自分だけ

だ。他人が入り込めない自分だけの世界で多くの時間を私たちは生きている。だから孤独の活用は重要なのだ。

ヒトラーからマザーテレサまで様々な人生があるが、どの人生も自己満足を追い求めた人生だ。このことが理解できなければ、歴史から学ぶ前に自分から学ぶべきだ。愛や善や信仰があなたに満足をもたらすことは無い。それらはあなたが満足を得るための道具にすぎない。満足とはあなたの状態の自己評価なのだから。

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