ずばり、

寛容と忍耐。

子育てにおける寛容とは、子供に短気を起こさないことである。

人は成長するが時間がかかる。あなたの真意を子供はいきなり理解できない。少なくともあなたが要した時間と同じ時間だけ待ってあげないと、子供はやがてあなたの躾(しつけ)を拒否するようになる。それを回避するための一例は「もう知らない。勝手にしなさい!」ではなく、「本当にそれでいいの?こういう結果になるけどちゃんと責任を取るのね?」が正解。すると結果に直面した段階で子供が泣きついて来るので、ここから再度躾ができる。「どうした方がよかったのか?これからどうすればいいのか?」でリスク管理の手法を学ばせ、生じた結果を甘受させる自力を養わせることができれば子育ての基礎は完了である。道はまだ長いが・・・。

子育てにおける忍耐とは、怒鳴らない、叩かないことである。

子供の心に恐怖心や怒りを増大させると心の扉が閉じられるので、伝えたいことが伝わらないだけでなく、あなたは子供の人生で邪魔者扱いにされる。憎悪の感情で躾をすることは、子育ての破壊である。賢い子供ならあなたを反面教師にして生きるだろうが、ふつうはあなたと同じ過ちを繰り返す親になる。

しかし、最近は子育てを放棄する親が増えた。子供は邪魔者、ストレス発散の道具と思える親の出現だ。親の忍耐と寛容が世代とともに受け継がれてこなかったことが原因だが、この現象は今後も確実に続いていく。そうするとどうなるか?答えは簡単だが今回はパス。皆さんもぜひ想像してほしい。

人生の困難を自ら克服できることが子育てに最低限必要な成果、目的

なのだから、あなたが子育てを通して親の寛容と忍耐を示さないと孫や曾孫がその被害を受ける。一度転んだら二度と立ち上がれない、悲哀だけの人生しか味わえない、そんな子孫を残したいのだろうか、みなさんは?

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