A:「B〜、come back!!」
B:「何だよ?近所迷惑だよ。」
A:「オレを不安に陥れたまま帰るな!!未来は俺達一人一人が決めてるみたいな言い方をしてたけど、コロナも俺たちが呼んだってのかよ?」
B:「僕も含めてオレたちが呼んだ、というのが僕の考え、単なる個人の見解だよ。あなたはあなたの考えに従えばいいのでは?」
A:「そもそもお前の考えが理解不能なんだよ。未来は俺が決めてるって根拠はなんだよ?」
B:「引き寄せの法則を前提に考えていいなら、今という現実は常にあなた個人が引き寄せている。だから、あなたが呼んだと言ってるんだよ。この法則を前提にしないなら、『どうしてだろう?不思議だね。』でいいんでない?」
A:「俺の心が読めるのかよ?怖いな。」
B:「メジャーな見解だから当てても驚かないでしょ。でも、人類の進歩は、このメジャーな見解を打破することで成し遂げられてきたのだということもお忘れなく。」
A:「俺の周囲で起きてることは俺が呼んだんじゃないだろ?」
B:「多分、例外なくあなたが呼んでます。」
A:「冗談でしょ?」
B:「現実はあなたのハイヤーが書いたシナリオです。そう考えると自己決定自己責任の原則から、どんな目に遭っても自己決定自己責任だと納得するしかなくなるので、精神衛生上もいいと思うけど。証明できないので、メリットの大きいほうを僕は採用することにしてるだけです。」
A:「証明できないことは、メリット論で決めろってか?」
B:「自分勝手に決めていいってこと。真実だって自分勝手に決めてるじゃない。それ以外に方法がないからね。」
A:「俺が決めるんじゃなくて、証明されたものが真実でしょ?」
B:「その真実もあなたがそう判断したから真実なんだよ。多くの真実には例外が沢山存在するのをお忘れなく。前提条件を揃えたのに、同じ結果にならない真実が多々あることもね。真実ひとつにも議論百出だろうね。」
A:「何を信じて生きていけばいいのか分からないと不安だろうがよ。」
B:「多くの人の不安は、自分以外のもので何が真実かを知ろうとするところから来るからね。何かを信じて生きる必要があるなら、自分を信じて生きる方法しか皆さん持ち合わせてないので、信じるに足る自分を作るしかないね。」
A:「どうやったら作れるの?」
B:「好き勝手にどうぞ。」
A:「全然わからない!」
B:「自分を信じて誰もが生きてるので、信じる方法なんて聞かれても何を今更なのですよ。」
A:「自分は信じられないけど、自分以外のものを信じてる人もいるだろう?」
B:「親や人間関係で師と仰ぐ人とかが信用できる人なんだろうけど、あなたが信じるのは信じられると思えるときだけだよ、それでも。だから最終的には信じた自分を信じてることになるのさ。」
A:「ということは、自分を信じること自体が不安なのか?!」
B:「単純な理論だよ。信じる拠りどころが自分の外にある人も常に不安だからね。自分の外からくる不安も大きいしね。」
A:「自分の中より外の不安が大きいでしょ、やっぱり。」
B:「不安て自分の中でしか発生しないものだからね。感情に過ぎないから。」
A:「でも、不安の多くは自分の外に反応した結果でしょ?」
B:自分の中で発生するんだから、外を変えても発生するよ。発生の原因は、反応することであって、外じゃないからね。アレルギーと一緒で、アレルゲンを遠ざけるのは難しい場合が多いから、減感作療法で不安に反応しない自分を作るしかないよ。」
A:「経験則的にそれはむずかしい。」
B:だったら、不安を抱く時の自分を他人ごとのように見る訓練をしてみて。不安がる自分がバカらしく見えるまで続けて。その時が不安と別れるときだね。それまでは、不安な毎日をうまく乗り切ることに専念して。不安の経験があなたの人生のハイライトシーンだから、大事に、満喫してね。貴重な経験になるから」
A:「ん〜、騙されてる気がする。」
B:やる気になるまではやらないで。不安な経験は波のように現実になるから、あなたの気が変わらない限り終わらないよ。だから不安と存分に抱き合ったらいいよ。
さて、今度こそ帰るよ、バイバ〜イ。」
A:「…。」
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