第二次世界大戦下に日本で唯一戦場となり、戦後は日本の捨て石として長く米軍統治下にあった我が県も、戦後半世紀も過ぎるとさすがに国から最恵都道府県待遇を続けてもらう理由が見出せなくなってきました。それを痛感している沖縄県も、2012年3月の沖縄振興計画(計画期間・1992—2011年度)の期限が迫る中、30年を見据えた長期構想「沖縄21世紀ビジョン(仮称)」の策定を急ぐことで事態の打開を図ろうとしています。しかし、県民の多くは沖縄県が特別扱いされている問題の大きさを認識できていません。多くの人が口にする「基地があるから国が金を出すのは当たり前」という理屈を容認するとしても、それでは基地のない県内の市町村をこの問題から解放することにはなりません。ましてや、基地のある他府県の市町村より県内の基地所在市町村が優遇されている実態を是認する理屈でもありません。借金大国化した政府が取る政策は明白です。
下の数字は財部誠一氏のサイトにある「借金時計」から、金額の部分だけを真似て作成したものです。金額が増えていくのを眺めながら、この国がどうなるかをみなさん考えるときではないでしょうか?
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